天気の子ネタバレ感想君の名は以上の衝撃

天気の子 レビュー

どうも、コータです!

新海誠監督の映画最新作「天気の子」を観てきました!

前作「君の名は」を計15回観るほど新海監督作品にどハマりした私が今作に思うことをまとめてみました!
(↑映画館で3回、君の名はRADWIMPSオーケストラコンサートに2日、DVDで8回、地上波で2回です!)

あらすじ、ネタバレ、私の感想をお伝えしていきます!

大の新海ファンの私でもツッコマずにはいられない点が多くありました。

物語は衝撃的な展開なので賛否両論あるだろうな。

スポンサーがとにかく多くて映画の雰囲気に入っていきにくい…。

天気の子 サントリー天然水映画を観ていて第一に思ったことが、「提供がやたらと多いな…。」ということ。

「君の名は」が興行収入約250億円で日本歴代4位の映画ですからね。

歴代映画ランキング引用:歴代映画ランキング

今作の「天気の子」では相当スポンサーの数も増えました。

主なスポンサー
サントリー
ソフトバンク
バイトル
ミサワホーム
ロッテ
Z会
カルビー
日清
ロッテ他

食品系のスポンサーも多く、陽菜(ヒロイン)が初めて自宅に穂高(主役)を招いた時にもカルビーのポテトチップスのり塩味と日清のチキンラーメンが映ります。

陽菜 料理

しかもポテトチップスを砕いてチャーハンに混ぜています。

チキンラーメンは一口サイズに砕いてサラダにしていました。

…スポンサーが付くのはとっても良いことですし大いに賛成です。

しかし、あからさまに商品を登場させ、チャーハンに混ぜておいしく食べているシーンは私には受け入れられませんでしたね。

現代人はお菓子もご飯の一種なの?って映画を観ながら思いました。

それが序盤の残念ポイント。

 

タイアップ商品も多数出ており、ローソンでは日清のカップラーメンを2個買うとうちわが一枚貰えます!

全3種なのですが、私は4個買ってそのうちの2種をゲットしました!

天気の子 うちわ 表

俺は宣伝に流されないぞ!なんて映画館では思っていましたが、いざローソンでこれを目にしてしまったら…。

まぁ、うちわは実用的ですから持っててもいいですよね!?

流石の雨描写!東京の風景が美し過ぎる!

天気の子 風景 雲

否定的な意見から始まってしまいましたが、新海作品の真骨頂、「雲の描写」「雨の描写」「東京の風景」が今作でもとっても素敵でした。

新海監督は君の名はのインタビュー時にも、「雲が好きでこだわって描いている」と言っています。

天気の子 積乱雲

今作では気象監修の荒木健太郎さんのアドバイスの元、更に徹底的に雲をリアルに描いたようです。

天気の子のパンフレットには荒木さんのインタビューも書かれていますが、天気の移り変わり、気候の変化など、実際の雲の動きを再現しているようです。

夏の天気の変化は雲によってわかりやすいことから「観天望気」と言われているそうです。

天気の子をまだ観てない方にはそちらも注目ポイントですね。

 

また、雨の描写は「言の葉の庭」で力が入れられていた部分ですね。

天気の子 雨

もともと雨の描写が多い新海作品ですが、言の葉の庭製作時にはリアルを追求し、相当試行錯誤したそうです。

大事なシーンは全部雨ですからね。

雨によって人間の感情を表現することへの挑戦は凄いですね。

雨によって人間の悲しさ、憂い、不安、そして期待をも表現していて作品に魅了されます。

天気の子 東京

君の名はでも話題になった東京の美しい風景。今作でも健在でした。

君の名はでは、三葉の田舎の景色と瀧君の慌ただしくも洗練された東京の風景が対比されて描かれていました。

今作では物語の大部分が東京の風景でしたが、今の東京の雰囲気も、そして物語後半で様変わりしてしまう東京の景色も、とっても美しかったです。

RADWIMPSよりいい!三浦透子さんの歌!

サウンドトラック

今作も挿入歌として5曲が物語に色を添えています。

RADWIMPSの楽曲が3つ。そして三浦透子さんの楽曲が2つあります。

物語の一番盛り上がる部分は三浦さんの「グランドエスケープ」なんですね。

人間の思い通りに天気を変えて、神隠しにあってしまった陽菜を穂高が救うシーンで使われます。

曲の最後の部分が合唱になっていて、サマーウォーズの盛り上がり方と似ているなと感じました。

天気の子では「行けー!」というセリフが流行るのかな?

 

三浦透子さんはもともと女優のようです。

RADWIMPSの野田洋次郎さんにより大抜擢されたそう。

三浦さんはインタビューで

歌詞が映画の物語としっかりリンクしていたので

お芝居と近い感覚で歌うことができました

と語っています。

 

今作もRADWIMPSの野田さんが音楽を全面監修しています。

楽曲だけではなく、物語中のBGMも手がけているので君の名はに近い世界観が生まれています。

(楽曲は)「天気の子」という作品からもらったもので

行間を埋める以上の世界を築き上げて渡せたと思います

曲によって物語を更に盛り上げるために新しい楽器を織り交ぜ試行錯誤してたくさんの曲を完成させた自負が伺えます。

「愛にできることはまだあるかい」は主役の穂高の想いそのものです。

社会の不条理や、自分自身に対する憂いを表現することが多いRADWIMPSですが、この歌には「希望」も含まれています。

脇を固める豪華声優陣!

声優陣引用:シネマトゥデイ

オーディションで選ばれた穂高役の醍醐虎汰朗君、陽菜役の森七菜を始め、キャスティングが豪華です。

須賀圭介役の小栗旬
最初はあぁ、これが小栗旬なんだなと思いながら観ていたけど、すぐにキャラに馴染んで全く違和感がありませんでした。

夏美役の本田翼
本田翼さんで大丈夫なのかなって正直思っていたけど自然でした。
前半のシーンより後半のシーンの方が緊張も解けてアフレコが上手になったのかなという印象です。

安井刑事役に平泉成
平泉成さんは平泉成さんそのものでした。
キャラが確率されてる俳優さんは声優になってもそのままの喋り方でいいんですね。
味があるなぁとは役的にも今回はあんまり感じませんでしたが。

高井刑事役の梶裕貴
高井刑事は梶裕樹さんのアフレコが気になったというより、台本のセリフが気になりました。
仮にも公務員である警察なのに言葉遣いが悪いなあという印象です。
この作品では警察のどこか敵のように描かれているのでその演出のためでしょうか。

冨美役の倍賞千恵子
陽菜が天気を晴れにする仕事をしていて最後に出会った冨美。この人実は「君の名は」の瀧君のおばあちゃんで、瀧君もガッツリ横にいるんですね。重要な役で、物語の根幹を担うセリフを話していましたが、私的には前作の宮水一葉役の市原悦子さんの方が好き。セリフに深みがあります。冨美はサラッとした印象でした。

ピストル発砲は…ちょっと過激過ぎる。

ピストル 発砲

離島を旅立ち、頼りのない東京に翻弄される穂高。

深夜のマックで見切りのビックマックをそっと陽菜に渡され、人間の心の温かさに久々に触れると共に、陽菜への淡い恋心を抱いていた穂高。

泊まるところもなく、歌舞伎町の路地に迷い込むと、無理やりヤンキー風の男に腕を引っ張られる陽菜に遭遇。

手を奪い一緒に男から逃げるも追いつかれ、馬乗りになられ羽交い締めにされた時、

偶然拾って護身用に持っていたピストルを発砲。

男の横を銃弾がかすめピストルが本物であったことを自分でも知り、腰が抜ける穂高。

男が恐怖のままに穂高と陽菜は逃げ出し、屋上に鳥居のある雑居ビルへ逃げ出すシーン。

 

ピストルの発砲はちょっと過激すぎるよ…。

私は観ている最中そう思ってしまいました。

リアルを追求している作品なので、そのシーンも現実的に描かれていますが、それが逆に現実離れしている印象を与えています。

確かに、都会の喧騒に巻き込まれ、身も心もズタボロな状態の穂高が、一筋の光である陽菜を救いたい、必死の想いの表現でピストルというものを象徴的に描いたのでしょうが…。

このシーンは物語に入り込んでいた私からふと、「これは映画なんだな」と、映画館でアニメを観ている自分を客観視してしまう要因になってしまいました。

ピストルはこの後にもまた出てくる訳ですが…。

「君の名は」の瀧君と三葉がガッツリ登場!

瀧君 三葉 大人

瀧君は天気を変える仕事で訪れた冨美の家に普通にいました。お彼岸ぐらい「死んだあの人」を良い天気で迎えたいという願いで穂高と陽菜が呼ばれました。

死んだあの人は瀧君にとってのおじいちゃんのことかな。

しれっと登場する瀧君!瀧君だ!という衝撃でなんか良いことを色々話していましたが内容が入ってきませんでしたね。

悩んでいる陽菜を励ましているようでした。

 

そして三葉。

穂高が陽菜への指輪のプレゼントを探していると声をかけてくれる店員さん。

どこかで聞いたことがある優しい声。

指輪を買い終えた穂高に微笑むワンカットのみに登場する大人になった三葉。

映画館も少し騒ついていましたね。

切ないシーンがラブホで感情移入できなくて残念!

穂高 陽菜 凪 ホテル

警察の補導から逃げ、たどり着いた先がラブホテル。

そこで陽菜は自分の体が天気を願えば願うほど透けていき、自分が自分じゃなくなっていることを穂高に打ち明ける。

物語で一番切ないシーン。でもラブホ。

翌朝目が目が覚めると陽菜は消えてしまっていた。でもラブホ。

素性の知れない子供三人を泊めてくれる宿がなく、辿り着いた先がたまたまラブホだったのはわかるけど、ラブホである必要は全くなかっただろう。

とっても残念。

みんな犯罪者…。

陽菜が消えてしまった(神隠しに遭った)後、補導された穂高と凪。

補導された描写だが実際はこの時点で銃刀法違反

銃刀法違反制定当時の題名は「等」の位置が異なる「銃砲刀剣類等所持取締法」であったが、1965年7月15日の改正法施行により現在の題名となった。これは改正により所持に加えて拳銃の輸入を取締対象に追加したためである。銃砲刀剣類の所持を原則として禁止し、これらを使った凶悪犯罪を未然に防止することを目的とする。銃砲・刀剣類の所持許可を与える者を限定し、許可を得た者に対しても銃砲・刀剣類の取り扱いについて厳しく定められ、これに違反すると処罰される。(引用:ウィキペディア)

 

また、先に説明した、初めに陽菜がチンピラに捕まり発砲したシーンは殺人未遂

殺人未遂

未遂も罰せられる(刑法203条、殺人未遂罪)。未遂とは殺害行為に着手したが相手が死ななかった場合である。相手が怪我をしたにとどまる場合は法条競合として傷害罪ではなく殺人未遂罪のみが成立する。被害者が無傷の場合でも暴行罪や脅迫罪ではなく殺人未遂罪のみ成立する(たとえば、殺害を意図して拳銃を撃ったが弾がはずれた場合)。

なお、組織的な犯罪の処罰及び犯罪収益の規制等に関する法律(組織犯罪処罰法)の適用を受ける場合には、同法に従って処罰される(組織犯罪処罰法4条)。

穂高、凪はそれぞれ警察の隙を突き逃走。

穂高は逃走中バイクでたまたま通りかかった夏美に連れられ一緒に逃走。

夏美は逃走援助罪

逃走援助罪

法令により拘禁された者を逃走させる目的で、器具を提供し、その他逃走を容易にすべき行為をした者は、3年以下の懲役に処せられる。 また、法令により拘禁された者を逃走させる目的で、暴行又は脅迫をした者は、3か月以上5年以下の懲役に処せられる(刑法第100条)(引用:ウィキペディア)

穂高が夏美と離れ1人で逃走時、線路を縦断し新幹線特例法に違反

新幹線特例法

線路内に立ち入り列車の安全を阻害する行為。新幹線特例法(正式名称「新幹線鉄道における列車運行の安全を妨げる行為の処罰に関する特例法」)の適用を受けることになって、より重い新幹線特例法違反の罪が成立する。1年以下の懲役または5万円以下の罰金で処断されることになる(第3条2項)。(引用:ウィキペディア)

 

疲れてへろへろの穂高を誰も止められないのは疑問だし、線路を走る必要が全くない気がする。

線路を使えば一番廃ビルまで近いってことなのかな。

 

廃ビルに辿り着いた穂高を警察から逃す圭介。彼も夏美と同じ逃走援助罪

アニメだから犯罪も許される?物語を盛り上げるための演出?

絵がリアルな分、犯罪だけは犯してほしくなかったな。

敵として描かれているのが「現代社会」と「警察」なのがそもそもの問題。

ファンタジーとして見れる部分は天気を操れる陽菜だけでいい。

その他はもっとリアルを追求してくれないと、観ていて途中で頭にはてなが浮かぶ。

作品から急に引いて観てしまう。現実に帰ってしまう。

警察は公務を執行しているだけでしょ!

陽菜を助けるために廃ビルを駆け上がる穂高。しかし警察も追いつく。物語のクライマックス。

ここでまた穂高は拳銃を取り出し警察に向ける。

警察側はあくまで「家出少年の保護」という公務執行のために職務を全うしているだけなのに。

RADWIMPSの「愛にできることはまだあるかい」の歌詞にも似たような意味に歌詞がありますが、

世界の秘密を知るのは穂高と陽菜だけで、大人は何もわからない。

理解されなくても陽菜のため、愛のために先に行くんだという穂高の強い想いのシーンというのはわかりますが。

演出が入り込めない。もっといくらでも他にその「穂高の熱い純粋な想い」を表現する方法はあるのではないか?

敵が警察なのがやっぱりおかしい。

しかも警察は悪くない。ただ公務を執行しているだけ

感動を誘うシーンで感動できなかった。

むしろ「狂言を吐き、銃弾の入ったピストルを所持し逃走している少年」を必死で取り抑えようとする警察をかわいそうに思う。

凪に髪の毛をむしられる安井刑事、本当にかわいそう。

最後の衝撃。「君の名は」で糸井町に隕石が落ちたのと同じショック。

様変わりしてしまった東京

東京の異常な雨を抑えるために生贄になった陽菜を失い、「世界が滅びても愛する人を選ぶ」という、どこかで聞いたことがあるような結末h進んで行く穂高。

穂高は警察から逃れ陽菜を助ける。「グランドエスケープ」がBGMで流れ盛り上がるシーン。

しかし、

陽菜を助けたことで東京は再び豪雨が降り止まない異常気象に戻ってしまう。

あれから3年後、今もまだ雨は振り続けている…。

東京の大部分が海に変わってしまった。

衝撃の展開。

東京の天気を通常に戻すために犠牲になっていた陽菜が再び下界に戻ったために雨が降り止まない…。

「これで終わらないでくれ」私は映画を観ながらずっと願っていましたが、天気が変わることはなかった。

3年間島で謹慎を受けていた穂高は陽菜に会うために再び東京へ。

坂で祈っている陽菜と再会する。

東京を海に沈めてまで貫いた穂高の陽菜への想いが、ラストで駆け足で描かれているためあまり感情移入できませんでした。

何を主題にして訴えたかったのかここでもブレてしまっています。

まとめ

君の名はを20回以上観るほど大好きな私が、天気の子を観た感想でしたが、

君の名はを95点とするなら天気の子は35点くらいかな。

スポンサーを無理やり作品にぶっ込み、警察、大人、社会、東京を敵として描き、世界を破滅させても愛を貫いたがその描写はあまり描かれず。

君の名はが良かったのは瀧君の三葉への想いが一貫して描かれていたから物語に入っていけたけど、穂高は本当に子供すぎた。

犯罪者だし。

 

これから観る方は期待しすぎないで観た方がいいです。

この作品がすばらしいという人の観点が知りたい。そう私は思いました。




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